満面の笑顔で両手を掲げたのは、自民党の前区議会議長でも、石原都知事と固い握手を交わした元民主党の造反都議でも、民主党が推薦した唯一の女性候補でもなく、市民運動を背景にしたダークホース・保坂展人氏だった...。
今年も暑い夏が近づいてきました。観測史上初めて6月に39.7度を記録し、酷暑と呼ばれた昨年に匹敵する夏到来を予感させていますが、東日本大震災という大きな傷をみんなで乗り越える情熱の夏にしていかなければいけません。
そんな中、国政では政局と無責任が横行して混乱が続いています。復興支援を優先することなく、只々感情的に菅総理への反対を優先する被災地無視の野党。
少し前に不信任案に反対したにも関わらず素晴らしい忘却力を発揮し、両院議員総会で噛みつく姿が報道される国会採決を馬鹿にした民主党議員。
菅じゃダメ、自公もダメと批判を繰り返しながら、じゃあ誰がいいのかということには全く触れない提案ゼロの極めて無責任なメディア。
誰もが冷静になって考えれば、菅さんが総理の椅子にしがみついても全くメリットはないことぐらい一目瞭然ですし、何より選挙をやっている場合ではありま
せんから、すべての関係者が今すぐ目を覚まして無意味な足の引っ張り合いから、速やかな復興支援へ100%の注力をしなければいけません。
さて、そんな国政を後目に地方自治体の迅速なフットワークが注目を浴びています。新生世田谷の先頭に立つ保坂展人区長も、復興先進自治体を目指して様々な取り組みを開始しています。
職員派遣や被災者受け入れだけでなく、既存の各種団体に固執することなくNPO団体の被災地ボランティア支援にも積極的な姿勢を打ち出したことは、これまでの世田谷では決して実現しなかったことです。
また、内政における改革もこれまでにない変化を見せています。
副区長をメンバーチェンジし、区議全員と意見交換をし、区民との車座集会を企画し、公約通り区長の退職金をゼロにしました。
一気にふた回りも若返り、お恥ずかしながら世田谷区政史上初めてメールが使える区長が誕生した影響は、最初はどんな区政運営をするのかと値踏みしていた区議会の各会派にも期待感や警戒感として如実に表れています。
その分、これまでの役人作成棒読みの区長答弁ではなく、本人の想いのこもった区長答弁になり、非常に活性化した区議会でのやり取りになりました。
もちろん、区議会議員としては行政のチェック機能が大きな仕事のひとつですから、これから迫る多くの課題に対しての行政の取り組みに、「いいものはい
い、悪いものは悪い」という当たり前の立場で臨んでいきますが、一方でこの4年間提案して潰され続けた数々の改革案も再度日の目を浴びるチャンスと期待し
ていますから、しっかりと議員としての提案機能を果たして世田谷の未来に貢献をしていきたいと思っています。
今年も暑い夏が近づいてきました。
レディーガガに盛り上がり、チャン・グンソクに酔いしれて、ホサカに注目が集まる、そんな夏の予感がヒシヒシとしています。
前向きに変わりつつある世田谷に、皆さんと共に創り上げていく世田谷に、熱い声援とともに是非ともご期待ください。
地方であっても、これ以上政治が裏切るわけにはいきません。期待は裏切りませんし、裏切らせませんから。